故池田満寿夫さん慕い作陶 熱海・満陽工房で教室

熱海版 2019年04月07日

太田さん(右から3人目)の手ほどきを受け陶芸を楽しむ参加者=熱海市下多賀の満陽工房
太田さん(右から3人目)の手ほどきを受け陶芸を楽しむ参加者=熱海市下多賀の満陽工房

 熱海市は6日、下多賀の池田満寿夫記念館に隣接する満陽工房で陶芸教室を開いた。マルチアーティストとして活躍した故・池田満寿夫さんのファンら19人が県内外から参加して、手びねりでの作陶を楽しんだ。

 ■県内外からファン19人

 池田さんの晩年、創作活動を共にした陶芸家太田治孝さん(69)が指導に当たった。太田さんは「粘土は一定の厚さにする」といった作陶のポイントに加え、「工芸は使う人が主役だが、芸術は作り手が主役。だから池田さんの作品は全て一点もの」などと語りながら手ほどきした。

 参加者は思い思いに鉢や茶わん、花瓶などを作った。池田作品にインスピレーションを得てオブジェに挑戦する人もいた。市内から参加の鈴木みどりさん(69)は「池田さんの素晴らしい作品を見た後で作るのは緊張する」、さいたま市の佐藤敬さん(66)は「池田さんがどのような気持ちで作っていたのか、体験を通して知ることができるといい」と語り創作に励んだ。

 作陶の前には記念館で池田さんの作品を鑑賞した。池田さんのパートナーでバイオリニストの佐藤陽子さんも駆け付け、参加者と交流した。

 参加者の作品は、太田さんが山梨県富士川町に構える「増穂登り窯」内の「満寿夫八方窯」で焼成する。平成の最終日に火入れをし、5月4日に焼き上がるという。

 【写説】太田さん(右から3人目)の手ほどきを受け陶芸を楽しむ参加者=熱海市下多賀の満陽工房

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