9割近くバラエティー 前年度は100本超―熱海市ロケ支援事業

熱海版 2019年04月06日

山田さん(右)からロケ地にもなる町のスポットの説明を聞く森さん=長浜海浜公園
山田さん(右)からロケ地にもなる町のスポットの説明を聞く森さん=長浜海浜公園

 ■「誘客につながる番組を」

 熱海市のロケ誘致・支援事業「ADさん、いらっしゃい!」で2018年度に協力したテレビ番組や映画は109本(前年度比29本増)を数えた。9割近くを情報バラエティーが占めた。担当職員の山田久貴さん(53)は「市民の理解と支援があっての結果」と振り返る。19年度は神奈川県南足柄市から派遣された職員と2人体制で展開する。山田さんは「本数よりも質を考え、誘客につながる番組にこだわって支援していきたい」と話した。

 同事業はシティープロモーション(市の宣伝)の一環として12年度に開始。専属の担当者が昼夜を問わず制作サイドの要望に応じ、支援・協力している。

 18年度の支援の内訳は、情報バラエティー番組などが97本、ドラマが8本、映画が4本だった。18年度末までの累計は653本、同事業が紹介されたテレビ番組は計56本になった。

 熱海のブランドイメージ向上や誘客につながる番組・作品を選び、対応する中で、18年度は人気アイドルグループのカレンダー撮影も支援した。山田さんがツイッターにロケ地情報を投稿したところ「いいね」が7千を超え、閲覧数は50万5700件余りに上った。山田さんは「若い女性がロケ地巡りに来たり、北海道や福岡から問い合わせが入ったりと手応えがあった」と話す。

 ■南足柄市の職員受け入れ

 南足柄市の職員は、同市の要望で受け入れた。森翔太さん(30)が1年間、山田さんに“弟子入り”し、ロケ支援のノウハウを学ぶ。着任後、早速山田さんとロケ現場などに行き、対応を間近で見聞きしている。

 森さんは「自治体とメディア、住民の三方の信頼関係の上にロケ支援が成り立っていると感じた」と印象を語り「南足柄と熱海では置かれた環境は違い、全てをまねできないが、学んだことを自分たちの町に落とし込むポイントを見つけていきたい」と表情を引き締めた。

 山田さんも「町の特性を生かすことが活性化の近道。地域の活性化策を見つけるきっかけにしてもらえたらいい」と話した。

 【写説】山田さん(右)からロケ地にもなる町のスポットの説明を聞く森さん=長浜海浜公園

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