米寿記念し初地元公演 熱海のカンツォーネ歌手・寺本さん

熱海版 2019年03月22日

熱海市街を一望する自宅マンションのテラスでカンツォーネを歌う寺本さん=水口町
熱海市街を一望する自宅マンションのテラスでカンツォーネを歌う寺本さん=水口町

 ■30日に後楽園 「集大成、聞く人元気に」

 熱海市水口町のカンツォーネ歌手寺本麗華(本名・康子)さん(88)が30日、自身の米寿を記念し熱海で初のコンサートを開く。「歌手歴約50年の集大成」の思いを胸に秘め、「聞く人を元気にするコンサートにしたい」と意気込みを語っている。

 東京都出身の寺本さんが、イタリアの大衆歌曲であるカンツォーネを知ったのは戦後間もない頃。ラジオから流れるその歌声に魅せられ、20歳で発症したメニエール病で左耳に難聴を抱えながら40歳で一念発起し、東中野キリスト教音楽学校に入学した。さらに、日本におけるカンツォーネ歌手の第一人者で声楽家の故荒井基裕氏門下で歌唱力に磨きをかけ、主婦業の傍ら歌手活動を開始した。

 寺本さんのカンツォーネは女性的なシャンソンにも似た優しい歌声が特徴で、過去には本場イタリア・ナポリをはじめ、国内外のコンクールで数々の受賞歴がある。コンサートは熱海に移住した2003年から都内のホテルで毎年開いている。今回の熱海公演は、日本カンツォーネ協会長で、寺本さんが師と仰ぐ戸山英二さんの勧めで決断した。

 当日は戸山さんのピアノ伴奏と弾き語りで「忘れな草」「愛は貴方のよう」など10曲を披露する。寺本さんは「88歳でもこうして元気で歌うことができる。私の歌で同世代の人たちが頑張る気持ちを持ってもらえたらうれしい」と話した。

 会場は和田浜南町の熱海後楽園ホテル。ランチ付きで午後0時半から食事、1時半からコンサートとなる。料金は5500円。希望者は当日会場へ。

 【写説】熱海市街を一望する自宅マンションのテラスでカンツォーネを歌う寺本さん=熱海市水口町

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