漆芸作品141点、歩み紹介 MOA美術館―熱海

熱海版 2019年03月16日

漆芸の名品が並ぶ特別展=熱海市のMOA美術館
漆芸の名品が並ぶ特別展=熱海市のMOA美術館

 ■江戸末期から戦前 伝統継承と革新的創作

 熱海市桃山町のMOA美術館で15日、特別展「URUSHI 伝統と革新」が始まった。江戸末期から戦前にかけての名匠や現代に活躍する作家らの漆芸作品141点を展示し、日本を代表する工芸の歩みを紹介している。

 日本工芸会漆芸部会が催す日本伝統漆芸展が35回を迎えたことを記念した展示で、同美術館と日本工芸会が主催した。

 江戸末期の漆工玉楮象谷(たまかじ・ぞうこく)の文箱をはじめ、同会設立の中核となった松田権六の「蓬〓(ほうらい)之棚」、同美術館メインエントランスの扉も手掛けた室瀬和美さんの蒔絵螺鈿丸筥(まきえらでんまるばこ)「秋奏」などが並んだ。近年の同展や日本伝統工芸展で入賞した意欲作もあり、多彩な技法を用いた美しい意匠の作品が来館者の目を引いている。

 初日に夫と共に鑑賞した島田市の70代の女性は「いろいろな技法を使っていてすごいと思う」と語り、細部にも目を凝らした。同美術館は「伝統的な技の継承とともに革新的な創作に取り組んできた漆芸の世界を見てほしい。若い世代にも興味を持ってもらえたらうれしい」と話した。

 4月16日まで。木曜休館(ただし3月21日は開館)。問い合わせは同美術館〈電0557(84)2511〉へ。

 【写説】漆芸の名品が並ぶ特別展=熱海市のMOA美術館

 ※〓は草カンムリに来の旧字体

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