熱海から歌舞伎俳優誕生 下多賀出身小森さん―熱海

熱海版 2019年03月15日

歌舞伎役者としての初舞台を前に斉藤市長に抱負を語る坂東千代蔵さん=市役所
歌舞伎役者としての初舞台を前に斉藤市長に抱負を語る坂東千代蔵さん=市役所

 ■「坂東千代蔵」で来月デビュー 「自分の力で名前大きく」

 熱海市下多賀出身の小森龍成さん(22)が13日、独立行政法人日本芸術文化振興会の国立劇場歌舞伎俳優研修を修了し、「坂東千代蔵」の芸名で4月に歌舞伎俳優としてデビューする。同市出身の現役歌舞伎俳優は2代目市川猿四郎さんに続いて2人目。14日には市役所に斉藤栄市長らを訪ね、初舞台を前に「いずれは『切られ与三』(歌舞伎作品)を演じたい」などと意気込みを語った。

 千代蔵さんは市議で邦楽家の父・小森高正さん(53)の指導で三味線、舞踊を始め、2017年4月に第23期歌舞伎俳優研修生に合格。2年間にわたる厳しい研修を終えて名門・橘家門下に入門し、17代目市村家橘(かきつ)の下で役者デビューする運びとなった。千代蔵さんによれば、入学時の研修生は9人だったが、卒業できたのは6人。小森さん方の屋号「千代之家」にあやかった芸名は師匠の家橘さんが命名した。

 市役所では斉藤市長、新村茂昭教育長に修了証を披露。1日8時間にわたる俳優実技、三味線や鼓、琴といった鳴り物の稽古の日々、役者としての目標を明かし、「もらった名前を自分の力で大きくし、お客さまに喜んでもらえるような俳優になりたい。いずれは熱海でも公演したい」などと抱負を語った。斉藤市長は「熱海出身の歌舞伎俳優として大成してほしい」と祝福した。

 初舞台は4月2日が初日の東京・歌舞伎座。演目、配役などの詳細は20日発表の予定。

 【写説】歌舞伎役者としての初舞台を前に斉藤市長に抱負を語る坂東千代蔵さん=熱海市役所

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