愛好者訪れ逍遥しのぶ 命日で「双柿舎」を特別開館―熱海

熱海版 2019年03月01日

多田さん(左)から坪内逍遥が晩年を過ごした双柿舎の説明を受ける入館者=水口町
多田さん(左)から坪内逍遥が晩年を過ごした双柿舎の説明を受ける入館者=水口町

 第48回「坪内逍遥忌記念祭」に合わせて、亡くなるまでの晩年を過ごした熱海市水口町の双柿舎(そうししゃ)で28日、特別開館が行われた。小雨の降る天候ながら、逍遥をしのぶ愛好者らが訪れた。

 同施設は通常、日曜日にしか開館しないが、命日の同日だけは毎年特別開館している。施設は逍遥が自ら設計した別荘で約1400平方メートルの敷地に木造2階建ての本館、塔の形をした書庫、筆塚などがある。名称は敷地にあった200年以上とみられる2本の柿の老木にちなみ付けられた。来年、築100年を迎えるという。

 小雨の降る中、市内外から愛好者が訪れた。縁側に座って庭を眺め、市シルバー人材センターから派遣された多田信夫さん(71)の説明を受けた。

 多田さんは「当時、近代化の進む熱海の中で自然の風情が残っているのが気に入ったのだろう」と話した。

 【写説】多田さん(左)から坪内逍遥が晩年を過ごした双柿舎の説明を受ける入館者=熱海市水口町

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