逍遥の写真パネル24枚 「熱海稲門会」協力、起雲閣で特別展

熱海版 2019年02月23日

熱海での逍遥を捉えた写真などが並ぶ特別展=起雲閣
熱海での逍遥を捉えた写真などが並ぶ特別展=起雲閣

 ■功績、エピーソード紹介

 熱海市昭和町の起雲閣「逍遥の間」で22日、同市ゆかりの文人坪内逍遥の特別展が始まった。逍遥忌に合わせて同市が早稲田大の校友会「熱海稲門会」の協力で企画し、逍遥に関する写真パネル24枚を並べた。

 早稲田大坪内博士記念演劇博物館から寄贈を受け、市立図書館が所蔵する写真パネルのうち、晩年を過ごした「双柿舎(そうししゃ)」や熱海梅園で逍遥を捉えた写真を中心に展示した。自作「役の行者(えんのぎょうじゃ)」の扮装(ふんそう)をした逍遥の写真もある。

 展示室では熱海稲門会の会員が交代でガイドを務め、逍遥の功績やエピソードなどを紹介する。初日、説明に耳を傾けた同大4年の吉田陽さん(22)は「教科書などで知っている人物だが、話を聞くことで、生きていた人だということを実感した」と話した。

 同会の会長西島幹人さん(70)は「逍遥が熱海にとって恩人だということを、さまざまな分野での功績と合わせて知ってもらえたらうれしい」と語った。

 逍遥忌記念祭が館内で開かれる28日までの開催。見学には入館料(大人510円、中学・高校生300円)が必要。記念祭出席者は無料。

 ■28日に式典、記念講演

 熱海をこよなく愛した明治の文豪坪内逍遥(1859~1935年)の偉業をたたえ、遺徳をしのぶ「逍遥忌記念祭」が命日の28日、熱海市昭和町の起雲閣音楽サロンで開かれる。午後1時から式典と記念講演を行う。入場無料。

 市と早稲田大坪内博士記念演劇博物館、同大の校友会・熱海稲門会が主催する。式典では逍遥ゆかりの歌を斉唱する。

 記念講演は「坪内逍遥の演劇的冒険」と題し、劇作家でてがみ座主宰の長田育恵さんが行う。2015年に兵庫県立ピッコロ劇団に書き下ろした演劇人逍遥の一代記「当世極楽気質(かたぎ)」の上演映像を交えながら、逍遥の素顔を語る。

 終了後、参加者有志で水口町の海蔵寺に墓参する。

 逍遥は12(明治45)年に熱海に住まいを移し、20(大正9)年から水口町の住居「双柿舎」で過ごした。双柿舎は記念祭当日、特別開館される。

 問い合わせは市教育委員会文化交流室〈電0557(86)6234〉へ。

 【写説】熱海での逍遥を捉えた写真などが並ぶ特別展=熱海市の起雲閣

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