「静穏」絵と漆芸 熱海出身金井さん、親子3人展に28点

熱海版 2019年02月06日

麻央さん(左)、萌英さん(中央)姉妹の作品が“共演”する親子展「静穏」=熱海市の起雲閣
麻央さん(左)、萌英さん(中央)姉妹の作品が“共演”する親子展「静穏」=熱海市の起雲閣

 熱海市昭和町の起雲閣で5日、同市出身の画家・金井千絵さん(59)=千葉県我孫子市=と娘2人による初の親子3人展「静穏」が始まった。水彩画、漆芸、日本画の計28点が並び、それぞれの個性を感じさせる作品が来場者の目を引いている。

 千絵さんが起雲閣で作品展を開くのは5回目。今回は長女で漆芸家の麻央さん(31)、次女で日本画家の萌英さん(28)との企画展で、自身は国内外の風景を題材にした水彩画17点を出展した。河口湖越しに富士山を描いて爽やかな空気感を表現した新作「五月の窓」をはじめ、起雲閣のステンドグラスを題材にした「お日様の花束」など優しい色調の作品が並んだ。

 麻央さんは動物や文様をモチーフに丹精な蒔絵(まきえ)、螺鈿(らでん)を施したなつめ、香合、根付けなどを展示した。貝を彫って形作った動物を組み合わせた名刺入れもある。

 萌英さんは「命がけで海水を飲みにくる生き様に魅了される」というアオバトを題材にした「緑鳩の夏」などを出品。芙蓉を描いた作品は麻央さんの漆芸と同じ空間に展示していて、千絵さんは「姉妹の作品が共演できたのがうれしい。優しい空気感が広がるのを感じ、楽しんでほしい」と話した。

 3月24日まで。時間は午前9時~午後5時。入館料のみで鑑賞できる。

 会期中の3月16~24日は館内和室「鶯(うぐいす)」にも作品を展示する。

 【写説】麻央さん(左)、萌英さん(中央)姉妹の作品が“共演”する親子展「静穏」=熱海市の起雲閣

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