大湯間欠泉、江戸期の絵図基に松植栽 熱海市が近く修景整備

熱海版 2019年01月07日

江戸時代のガイドブックを参考に修景整備が行われる大湯間欠泉=上宿町
江戸時代のガイドブックを参考に修景整備が行われる大湯間欠泉=上宿町

 ■背後に和風フェンスも 

 熱海市は近く、上宿町にある市指定史跡「大湯間欠泉」の修景整備を行う。江戸時代の絵図に基づく松を植栽し、背後の建物と間欠泉との間に和風フェンスを設置。観光名所としての価値を高める。

 整備は江戸時代後期のガイドブック「熱海温泉図彙(ずい)」に掲載された十五歳京水の「熱海温泉 湯源(ゆのもと)沸湧之図(わきだしのず)」を参考に行う。計画では間欠泉の両脇にあるソテツにかえて松の木を植栽するほか、間欠泉の背後に建つ大型ホテルの窓や外壁を隠す高さ5メートルの格子状の木製和風フェンスを設置する。敷地内に建つ国内初の公衆電話を復元した白塗り六角形の電話ボックスの化粧直しも併せて行う。事業費は約1700万円。完成は3月末の予定。

 市の担当者は「議会からも要望のあった事業。観光客も多く訪れる名所であり、観光名所にふさわしい修景にしたい」と話した。

 世界3大間欠泉の一つに数えられた大湯は、古来から規則正しく大量の湯煙を上げる自噴泉だったが、1923年の関東大震災を境に噴出が不規則となり、その後自噴が停止。現在は人工的に4分ごとに噴出するよう制御されている。一方、徳川家康が熱海に湯治で訪れたのを縁に江戸城に湯を献上した史実にあやかり、毎年2月10日と10月10日に献湯祭が行われている。

 【写説】江戸時代のガイドブックを参考に修景整備が行われる大湯間欠泉=熱海市上宿町

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