芸妓が「金色夜叉」名場面 17日に尾崎紅葉祭、筆塚祭

熱海版 2019年01月03日

貫一・お宮に分して熱海海岸の別れの場面を再現する芸妓衆=起雲閣(昨年の紅葉祭から)
貫一・お宮に分して熱海海岸の別れの場面を再現する芸妓衆=起雲閣(昨年の紅葉祭から)

 ■「お宮の松」前広場で記念碑除幕

 熱海の名を全国に広めた小説「金色夜叉」の作者尾崎紅葉(1868~1903年)をしのぶ催しが熱海海岸での名場面、主人公貫一とお宮の泣き別れの日にちなんで17日、熱海市内で行われる。「第77回尾崎紅葉祭」と「尾崎紅葉筆塚祭」で、主催者は多くの来場を呼び掛けている。

 紅葉祭は市が主催し、午後1時から東海岸町の「お宮の松」前広場で行う。今回は広場の一角に建立する紅葉の記念碑の除幕式を盛り込み、碑に献花する。また熱海芸妓(げいぎ)が「金色夜叉」の別れの名場面を“再現”する。荒天の場合は起雲閣に会場を変更する。

 筆塚祭は、筆塚保存会が春日町の旅館「湯宿一番地」(旧・志ほみや旅館)玄関前に建つ筆塚で開催する。午前11時から神事を執り行う。同11時半からは、仲見世振興会が仲見世通りで「貫一・お宮鍋」を振る舞う。

 「金色夜叉」は1897(明治30)年から1902(同35)年まで、読売新聞に連載された。紅葉祭や筆塚祭は、貫一の「涙で今月今夜の月を曇らす」というせりふの日にちなみ、毎年1月17日に行われている。問い合わせは市教育委員会生涯学習課〈電0557(86)6289〉へ。

 【写説】貫一・お宮に分して熱海海岸の別れの場面を再現する芸妓衆=起雲閣(昨年の紅葉祭から)

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