煙の中、音頼りに緊急避難 解体予定施設で訓練―熱海市消防本部

熱海版 2018年12月06日

視界を奪う煙の中で音を頼りにはぐれた同僚を手探りで捜索する隊員=伊豆山の姫の沢公園
視界を奪う煙の中で音を頼りにはぐれた同僚を手探りで捜索する隊員=伊豆山の姫の沢公園

 熱海市消防本部は5、6の2日間、解体される姫の沢公園旧管理棟を使った火災救助技術訓練を行っている。初日は市消防署員29人が参加し、視界を奪う煙の中での緊急避難訓練などを繰り広げた。

 実践的な消火、救助技術を習得を図るため、解体予定の公共施設を活用して不定期に行っている。今回は火元から炎と煙が建物内をどう流れるかを確かめる模型の燃焼実験や、建物内で熱せられた空気と煙、ガスを計画的に排出する換気訓練など多彩なメニューに取り組んでいる。

 緊急避難訓練は、煙が充満した建物内でペアを組む隊員2人がはぐれ、音を頼りに合流し消火ホースをたどって屋外に避難する想定。タオルでゴーグルを覆って煙が視界を遮る環境をつくり出す内容は実践的で、隊員は現場の状況を声に出して互いに確認、伝達しながら屋外に脱出した。訓練を終えた浜野健消防士(28)は「普段と違うシチュエーションで貴重な体験になった」と感想を語った。

 【写説】視界を奪う煙の中で音を頼りにはぐれた同僚を手探りで捜索する隊員=熱海市伊豆山の姫の沢公園

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