くつろぎ空間に活用 来宮神社、施設「式彩」10日開館―熱海

熱海版 2018年12月04日

昭和初期建築の家屋のリノベーションを終えオープンする「式彩」=西山町
昭和初期建築の家屋のリノベーションを終えオープンする「式彩」=西山町

 ■昭和初期の家屋・庭園改修

 昭和初期に熱海市西山町に建てられた家屋がリノベーションを経て10日、来宮神社の新施設「茶庭 式彩(しきさい)」としてオープンする。同神社で挙式する新郎新婦と親族の準備や休憩、家族や企業・団体での参拝後のなおらい・会食といった“くつろぎの空間”として活用を図る。雨宮盛克宮司(49)は「家族や仲間の絆を強める場になるといい」と期待を話す。

 同神社そばの約660平方メートルの敷地に残る木造2階建てで、東京都の鉄構建設会社の創業者が90年余り前に別荘として建築した。その後所有者が替わり、同神社は2016年3月に取得。5年ほど使われずに荒れていた建物と庭の大改修を進めてきた。

 1階の庭に面した2部屋をつなげ、16畳のメインルームを設けた。縁側まで床張りで、表面には熱海の静波をイメージした彫りを施した。隣接の数寄屋造りの茶室はそのまま残し、ほかに衣装室と化粧室、キッチンを配置。2階には会議室を備えた。柱や梁(はり)などに使われているモミジ、桜、竹、クスノキといった建築当時の建材と意匠は生かした。モミジの大木が植わる庭も再整備した。

 提携する市内飲食店の料理を運び込んで会食ができる。プレオープン期間に使用した新郎新婦からは好評で「子どもが生まれたらお宮参りなどに利用したい」といった声も寄せられたという。

 同神社での挙式は増加傾向にあることから、雨宮宮司は「式の前日に市内の旅館・ホテルに宿泊し、当日は式彩で着付けなどの準備をし、式前後に親族でゆっくりと過ごす。そんな“来宮スタイル”ができたらいい」と語った。利用は予約制。問い合わせは同神社〈電0557(82)2241〉へ。

 【写説】昭和初期建築の家屋のリノベーションを終えオープンする「式彩」=熱海市西山町

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