熱海・伊東―初島、舵握り四半世紀 遠藤船長が引退 

熱海版 2018年11月19日

最後の操船を終え、後輩から花束を受ける遠藤さん=熱海港
最後の操船を終え、後輩から花束を受ける遠藤さん=熱海港

 ■富士急マリンリゾート 後輩から花束「ようやく終わった」

 熱海・伊東と初島を結ぶ富士急マリンリゾート(熱海市)の旅客船で、四半世紀にわたり舵(かじ)を握ってきた遠藤誠一さん(67)=伊東市川奈=が18日、船長を引退した。最後の操船を終え、熱海港に降りると後輩からねぎらいの言葉と花束を受け、「ようやく終わった。ほっとした」と感慨深げに話した。

 遠藤さんは大手海運会社を経て、1989年3月に富士急興業(当時)に入社、初島航路での乗船を始めた。温和ながらも安全意識は強く、93年3月に船長に就いて以降、同乗船員に厳しく指導を行うなど、安全運航に努めてきた。来年1月に68歳で“船長定年”となるが、今期のドッグダイヤ開始を翌日に控えたタイミングでの引退を決めたという。

 船長として最後の操船を終えた遠藤さんは、後輩の上野章さんからねぎらいの言葉を受けると、集まった船員らに「けがのないように仕事を頑張ってほしい」と呼び掛けた。

 また「客や乗組員にけがのないよう、慎重に勤めてきた」と振り返り「初島を訪れる人が増えたことがうれしい。後輩たちには無事に運航をしてほしい」と穏やかに語った。

 船長引退後、休暇を経て陸上勤務となり、船員や桟橋職員の安全指導を行うことになる。

 【写説】最後の操船を終え、後輩から花束を受ける遠藤さん=熱海港

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