1年の相談件数1075件 エービズ・リニューアル―熱海

熱海版 2018年11月02日

「観光地の売り上げアップ」をテーマに意見を交わす山崎さん(左)ら=来宮神社
「観光地の売り上げアップ」をテーマに意見を交わす山崎さん(左)ら=来宮神社

 ■山崎さん成果報告 「レベル上げ体制強化」

 熱海市チャレンジ応援センター「A−biz(エービズ)」は1日、リニューアル1周年記念イベントを来宮神社参集殿で開いた。チーフアドバイザーの山崎浩平さんが着任から1年間の成果を報告し、「少しでもレベルが上げられるように相談体制を強化していきたい」と力を込めた。パネルディスカッションも行い、熱海の魅力向上策などに関して同神社の雨宮盛克宮司らと意見を交わした。

 1年間の相談件数は1075件、事業者数は市内外の209件、リピート率は80・6%だった。業種別ではサービスが20%を占め、小売り・卸売りが18%、飲食が17%、宿泊が6%。内容では販路拡大が40%、創業が20%、新製品・サービスが19%を占めた。事業者のマッチングは73件、創業は8件だった。

 利用者対象のアンケート結果も報告した。「期待に応えることができたか」という問いに「期待以上」は33%、「期待通り」は43%で、「何回でも相談できるのが心強い」「個人事業主が気軽に相談できる」「異業種とのつながりをつくり、商機に結び付けてもらった」といった声も紹介した。

 山崎さんは市内事業者のマッチングや売り上げアップ、販路拡大の具体例を挙げ「相談を継続中の事業者の成果を出さなければならないし、期待以上のことをやっていかなければならない」と語った。ITアドバイザーや旅館コンサルタントといった専門家を迎えた取り組みを進める方針も説明した。

 エービズは中小企業支援を目的に、同市が熱海商工会議所と連携して2012年度に立ち上げた。17年度にチーフアドバイザーを公募し、224人の中から山崎さんを選び、着任に合わせてリニューアルを図った。

 ■「感動与える観光地に」 来宮神社雨宮宮司らがパネル討論

 パネルディスカッションは「観光地の売り上げアップ~お客様が本当に求めるものは」をテーマに、エービズ・チーフアドバイザーの山崎浩平さん、来宮神社宮司の雨宮盛克さん、エービズと連携する富士市産業支援センター「f−Biz(エフビズ)」のセンター長小出宗昭さんら5人が意見を交わした。

 境内整備などリノベーションを進める雨宮宮司は「伝統を守るために変えることに挑戦してきた」と振り返り「梅園から来宮神社、宮坂、あたみ桜、ジャカランダと、点と点を結んでいきたい。皆で手を組めばボリューム感のある感動与えられるような観光地になるのではないか」と語った。

 小出さんは宿泊施設への大型投資が進む熱海の現状に触れた上で「エービズを含めた取り組みを通じ、これまで気付かれなかった魅力が具体的に表に出てくることでさらに熱海は活性化するのではないか」と指摘した。

 山崎さんは熱海について「小さな町ゆえ、皆さんがつながっていることを感じた」と語り「相談者が紹介で広がっている。相談者たちの魅力のある店も広がれば、熱海全体がテーマパークのようになるのではないか」と言及。「エービズはやる気のある、チャレンジしたいという事業者を全力で応援するのが役割。小さな点がいずれ面になるようにサポートできればいい」と話した。

【写説】「観光地の売り上げアップ」をテーマに意見を交わす山崎さん(左)ら=熱海市の来宮神社

各地の最新の写真
伊東
生産者と会話し味わう 地産地消推進へ給食感謝祭ー伊東・池小
下田
あす「桜キッチン」オープンリニューアルし再開―河津町観光協
中伊豆
反射炉展望台にベンチ 韮山中3年生が製作、設置
熱海
姫の沢公園、紅葉進む 広場のケヤキ、モミジなど―熱海

最新写真特集