宿泊業学ぶ留学生増 7カ国36人在籍―熱海国観専

熱海版 2018年11月01日

レストラン業務を実習する留学生ら。真剣な学びの姿勢は日本人学生の刺激になっているという=熱海市中央町の国際観光専門学校熱海校
レストラン業務を実習する留学生ら。真剣な学びの姿勢は日本人学生の刺激になっているという=熱海市中央町の国際観光専門学校熱海校

 ■人手不足の業界期待

 熱海市中央町の国際観光専門学校熱海校で、留学生が増加している。現在在籍している学生は1・2年生計120人の3割を占め、多くは市内のホテル・旅館でアルバイトをしながら勉学に励んでいる。深刻な人手不足で、訪日外国人旅行者(インバウンド)への対応も迫られる市内の宿泊業界にとっては貴重な戦力になっており、同校の優秀な人材輩出に期待を寄せている。

 現在在籍している留学生はベトナム、中国、フィリピン、バングラデシュ、ネパール、スリランカ、ウズベキスタンの7カ国計36人。留学生の入学は一昨年まで10年間途絶えていたが、学生が急増する日本語学校への働き掛けが奏功して昨年度ベトナム出身の5人が入学し、本年度は定員80人の4割に相当する31人を新たに迎えた。

 同校は宿泊施設で研修生として働きながら学ぶことができるホテル委託奨学生制度が一つの特徴。留学生の多くも協力関係にある市内の旅館・ホテルの寮で生活し、アルバイトをしながら日本や母国での観光業界での活躍を夢見て勉強に取り組んでいる。ベトナム出身の1年生グインティ・タンズンさん(23)もその一人で「家族旅行が好きで観光に興味があった。将来は日本のホテルで働きたい」と語り、熱心にレストラン業務の実習に励んだ。

 板垣典明校長は「日本人が忘れてしまったハングリー精神が彼らにはあり、日本人学生にも良い刺激となっている。今後も意欲のある留学生を受け入れたい」と話した。

 留学生をめぐっては近年、就労目的の訪日や、定員超過の留学生を専門学校が退学させるなどの問題が発生している。一方、政府は来年4月に就労を目的とする新たな在留資格の創設を計画している。

 熱海温泉ホテル旅館協同組合の目黒俊男理事長は「人手不足解消には外国人の雇用も考えていかなければならない。国際観光専門学校には優秀な人材育成を期待している」と話した。

 【写説】レストラン業務を実習する留学生ら。真剣な学びの姿勢は日本人学生の刺激になっているという=熱海市中央町の国際観光専門学校熱海校

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