第一小6年、日本刀、手に持ち鑑賞 “匠”招き出前授業―熱海

熱海版 2018年10月03日

日本刀の鑑賞法を実習する児童たち=第一小
日本刀の鑑賞法を実習する児童たち=第一小

 ■木炭で金属磨く体験も 

 「日本の技体験フェア」(文化庁主催)の開催を前に2日、熱海市立第一小で文化財保存のために欠かせない伝統的技術・技能を持つ“匠(たくみ)”による出前授業が行われた。6年生52人が日本刀の製作と木炭の技術の一端を、講話や体験を通して学んだ。

 伝統工芸木炭生産技術保存会代表で刀工の坪内哲也さんが日本刀の製作に不可欠な「玉鋼(たまはがね)」や木炭の製造技術を説明。玉鋼を1300度ぐらいまで加熱し、鍛錬を繰り返すことで強靱(きょうじん)で美しい刀身となること、木炭は玉鋼の加熱だけでなく研磨にも使うことを紹介した。

 講話の後、児童たちは木炭で金属を磨く体験や刀の鑑賞体験を行い、刀の研ぎの実演を見学した。木炭は朴(ほお)の炭と、貴重なニホンアブラギリの炭「駿河炭」が用意されていて、研磨力の違いを体感した。鑑賞体験では実際に日本刀を持ち、光にかざして刃紋を確かめたほか、こしらえの細かな装飾に見入った。

 鈴木里奈さんは「駿河炭は堅くて、磨くのに力が必要だった。炭で磨いてこんなにきれいになるとは思わなかった」、横川樹希君は「装飾の細かさに驚いたし、作る職人の集中力はすごいと思った」と話した。

 同フェアは27、28日に南熱海マリンホールで開かれる。文化財の修理技術や材料・道具の制作技術を保存する32の団体が一堂に会し、展示、実演や体験コーナーを繰り広げる。入場無料。

 【写説】日本刀の鑑賞法を実習する児童たち=熱海市の第一小

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