「ツッテ熱海」あすスタート 釣った魚、クーポンに交換

熱海版 2018年09月14日

「ツッテ熱海」を発案した中川めぐみさん(右、本人提供)
「ツッテ熱海」を発案した中川めぐみさん(右、本人提供)

 ■市内18店で使用可

 熱海市で15日、海釣りを通じた地域活性化プロジェクト「ツッテ熱海」が始まる。観光客らが釣った魚を市場が買い取り、市内18の飲食店、温泉などで使えるクーポンを発行する新しい試みで、地域振興への期待、注目を集めている。

 釣り情報サイト「ツッテ」編集長の中川めぐみさん(35)=東京都目黒区=が発案した。熱海で釣りをした際、持ち帰れなくなった魚を同魚市場に持ち込み、競りにかけてもらったことをきっかけにひらめいたという。

 買い取りの対象は清水町の熱海魚市場と提携する釣り船での釣果。船上で鮮度を保つための氷締めをしてもらった上で、乗船日時が分かる証明書と一緒に魚市場に持ち込むと、予想される競り値から手数料などを引いた金額分の「熱海ツッテクーポン」がもらえる。

 クーポンは1枚100円と千円の2種で、現金との併用もできる。使用期限は6カ月。使われた店ごとに市場で換金する。

 釣り道具は全て船でレンタルできる。釣り方、針の外し方といった基本的な部分まで支援する初心者も安心できる環境を整えた。

 釣った魚を買い取ってもらえるというゲーム性をもたせたことがポイントという。中川さんは「敷居が高いと思われがちな釣りを初心者や観光客が気軽に楽しめるだけでなく、釣り目的で来た人たちが街中に足を運ぶ機会は増えると思う」と話した。

 全面的に協力している同魚市場の宇田勝社長は「キントキダイやメバル、イシダイなど定置網には掛からない魚が市場に並ぶようになるとうれしい」と期待を寄せた。

 【写説】「ツッテ熱海」を発案した中川めぐみさん(右、本人提供)

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