有線テレビ2社、東京波30日切り替え―熱海

熱海版 2018年09月12日

有線テレビ事業者による区域外再送信の一部終了でお茶の間のテレビから消える東京波のテレビ番組。視聴者からは「寂しい」の声が聞かれる=上多賀の民家
有線テレビ事業者による区域外再送信の一部終了でお茶の間のテレビから消える東京波のテレビ番組。視聴者からは「寂しい」の声が聞かれる=上多賀の民家

 ■8300世帯静岡波に 加入者から不満の声

 熱海市内で東京波地上デジタル放送を区域外再送信している有線テレビ事業者2社が30日に東京波の再送信を終了し、加入者は県内民放が放送する「静岡波」を視聴することになる。民放の放送開始以来、難視聴地域として浸透・定着したテレビ文化は転換期を迎え、東京波に慣れ親しんだ加入者からは不満の声が上がっている。

 2社は「伊豆急ケーブルネットワーク」「新光アンテナ設備」で加入者は合わせて約8300世帯。再送信終了で在京キー局の日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日の番組は、系列の静岡第一テレビ、SBS、テレビ静岡、静岡朝日テレビに切り替わる。テレビ東京については系列局がないため再送信を継続する。

 市内では他に2社が有線テレビ事業を行っているが、2011年の地上デジタル放送移行時に再送信を終了。加入者計約2300世帯はすでに静岡波に切り替わり、残った2社のサービス終了で市内全世帯の半数に相当する有線テレビ加入者世帯は静岡波となる。

 天城山系で県央と隔てられた伊豆東海岸は難視聴地域で、相模湾に面して東京波が受信しやすい地域性から共同アンテナや有線テレビ事業が発達。住民の多くがアンテナや有線テレビで東京発のテレビ文化に親しんできた歴史がある。

 再送信終了には加入者の多くが困惑し、抵抗感を示す人は少なくない。新光アンテナ設備の志方敦社長(45)によれば、「寂しい」「何とかならないか」「違う方法で(東京波を)視聴できないか」「料金を下げろ」などの苦言や相談が多く寄せられているという。志方社長は「再送信を認めない国の方針とはいえ申し訳なく思う。契約者には丁寧に説明し、しっかり対応していく」と話した。

 長年、東京発の番組に親しんできたという上多賀の町内会長兼自主防災会長の山田光孝さん(69)は「仕方ないのだろうが、静岡のCMスポンサーはなじみのない会社ばかりだし違和感がある。一方で、県内の行政、防災情報がこれまで以上に得られる期待もある」と前向きに語った。

 【写説】有線テレビ事業者による区域外再送信の一部終了でお茶の間のテレビから消える東京波のテレビ番組。視聴者からは「寂しい」の声が聞かれる=熱海市上多賀の民家

各地の最新の写真
伊東
いでゆ鎌田会は市民病院清掃 社会奉仕の日に合わせ伊東市老ク連
下田
息止め、潜水など3種目 フリーダイビング―下田大会に25人
中伊豆
沼響弦楽四重奏など鑑賞 三嶋暦の会演奏会に80人 
熱海
黄金色に輝くススキ 野山、道路沿いで穂開く―熱海市郊外

最新写真特集

伊豆のひろば投稿
伊豆パワースポットめぐり
伊豆新聞&イズハピが贈る伊豆の観光情報紙「伊豆時間」 花半島伊豆 ちょっと早めの春をさがしに・・・(PDF)