熱海梅園の魅力向上を 熱海塾、大坪さん招き剪定講習

熱海版 2018年06月12日

大坪さんからせん定の方法を学ぶ参加者=熱海梅園
大坪さんからせん定の方法を学ぶ参加者=熱海梅園

 熱海市の市民グループ「熱海塾」は11日、熱海梅園に日本梅の会会長の大坪孝之さんを迎えて梅の剪定(せんてい)講習会を開いた。メンバーや造園関係者ら13人が集まり、剪定や栽培・管理のポイントを学んだ。

 熱海梅園の魅力向上を目指した活動の一環で企画した。大坪さんは以前、同梅園の梅の品種鑑定に当たり、今年2月には会員を率いて観梅会を実施している。

 「植物は日当たりが一番大事。日当たりが良くなるように枝を整理するのが剪定の基本」と語り、観賞に堪え、日頃の管理もしやすい樹形づくりの大切さを説いた。季節に応じた剪定方法に触れた上で、熱海梅園の梅について「樹高が高く、手に取れる位置に花がない。大きな枝を整理し下枝に光が当たるようにして下枝をつくり、少しずつ樹形を整える必要がある」と指摘した。

 実際に香林亭付近の梅の木を確認しながら、樹形を整えるポイントを伝授。枝ぶりを考えた剪定の必要性を強調した。参加者からは施肥や枝に付くコケに関する質問も上がり、大坪さんは丁寧に答えた。冨村千代塾長は「自分たちも剪定や管理の勉強をしながら、市や造園業者、専門家を交えて熱海梅園の梅を元気にする方策を探っていきたい」と話した。

 ■今年は810キロ収穫 梅の実、過去10年間で2番目

 熱海市公園緑地課はこのほど、熱海梅園で梅の実を採取した。収穫量は810キロで、過去10年間では昨年の885キロに次いで2番目に多かった。

 2年連続で800キロを超えた。2番目に多かった2015年の630キロを180キロ上回った。作業は7、8日の2日間行われた。

 収穫した実は市内2業者に販売される。「東明」(岸幸宏社長)が梅ジャム、梅まんじゅう、梅干しを、「熱海卸酒販」(池田直文社長)が梅酒を販売する。例年、1月から始まる熱海梅園梅まつりのころを予定している。

 【写説】大坪さんからせん定の方法を学ぶ参加者=熱海梅園

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