12月、伊東線全通80周年 熱海の霊魂碑前で慰霊式

熱海版 2018年06月07日

霊魂碑の前であいさつする阿部会長=下多賀
霊魂碑の前であいさつする阿部会長=下多賀

 ■喜寿の会会員ら30人、工事殉職者12人供養 

 JR東日本伊東線は12月15日に全線開通80周年を迎える。開通の1938(昭和13)年に生まれた会員でつくる伊東市の喜寿の会(阿部亨会長)と伊東駅の社員らは6日、熱海市下多賀の旧小山トンネル南側に建つ「伊東線工事殉職者霊魂碑」で慰霊式を行った。参列者約30人が碑に刻まれた12人の犠牲者を供養し、地域の発展を願った。

 碑は宇佐美トンネル網代側の工事を担当した間組(現ハザマ)が、開通約半年前の6月6日に建てた。開通70周年の節目に写真、資料を展示したのをきっかけに、会員が慰霊碑を発見した。3年前の77周年で同会が発足し、毎年慰霊式を続けている。

 参列者が献花の後、伊東駅の小山浩伸駅長は「慰霊が80年の節目を迎えたが、引き続き伊東線全線を、利用者に喜んで使っていただけるように努めていきたい」とあいさつした。

 熱海市議会の川口健議長は「網代温泉の観光協会長も務めているが、われわれの業界は伊東線を頼りに商売をしている。今後は慰霊碑を含めた活動をしていきたい」と述べた。

 阿部会長は「80周年のイベントはこれからJR東日本と打ち合わせていきたい。伊東線開通の年に、熱海で生まれた人にも参加してもらえればと思う」と話した。

 【写説】霊魂碑の前であいさつする阿部会長=熱海市下多賀

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