2地区の津波避難路完成 網代と伊豆山―熱海 

熱海版 2018年04月14日

道路沿いの落石防止対策と合わせて津波避難路として整備された伊豆山の市道=伊豆山
道路沿いの落石防止対策と合わせて津波避難路として整備された伊豆山の市道=伊豆山
津波避難路としてフェンスと手すり、夜間照明が整備された弁天神社参道の石階段=網代
津波避難路としてフェンスと手すり、夜間照明が整備された弁天神社参道の石階段=網代

 ■道路など直し機能強化

 熱海市が網代と伊豆山で進めていた津波避難路の整備が完了した。いずれも既存の道路や神社参道を手直しして機能を強化し、周辺住民と観光客らの安全確保の一助とした。

 網代の津波避難路は、網代片町の弁天神社参道を改修。海抜14メートルの高台にある境内へ上る石階段両脇の手すりを更新し、夜間照明を設置した。境内からさらに10メートル高い位置にある急傾斜地対策のコンクリート擁壁上段まで避難できるよう管理用道路も舗装し、手すりを設けるなどした。

 伊豆山では津波避難ビルに指定している「ホテルニューさがみや」裏手の市道伊豆山浜3号線を活用。同ホテル横から高台へ抜ける幅員の狭い歩行者専用区間約30メートルを避難路として再整備した。道路脇急傾斜地の落石防止対策も合わせて実施。老朽化した落石防護柵を撤去して金属製落石防止ネットを張り、一部区間にはコンクリートを吹き付けるなどして避難する人の安全確保を図った。事業費は両地区合わせて計約2千万円。

 網代片町は海抜約4メートルの国道135号約400メートル間に住宅や干物店が軒を連ね、前面は海、背後には急傾斜地があって唯一の高台が通りの中ほどにある弁天神社境内だった。近くで干物店を営む森野幸太郎さん(72)は「相模トラフ地震があれば、津波がすぐにやってくる。避難路ができほっとした」と喜んだ。

 伊豆山浜3号線はもともと津波避難路として位置付けられていたが、片側が切り立った急傾斜地で、過去には倒木が発生するなど落石防止対策が急務となっていた。

 市の担当者は「津波避難路が整備されたことを知らない人も多く、地元と協力して周知を図っていきたい」と話した。

 【写説】道路沿いの落石防止対策と合わせて津波避難路として整備された伊豆山の市道=伊豆山

 【写説】津波避難路としてフェンスと手すり、夜間照明が整備された弁天神社参道の石階段=網代

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