手びねりで作陶体験 池田記念館「満陽工房」で熱海市

熱海版 2018年04月09日

佐藤さん(右から3人目)が見守る中、太田さん(右)の手ほどきで作陶を楽しむ参加者=下多賀の満陽工房
佐藤さん(右から3人目)が見守る中、太田さん(右)の手ほどきで作陶を楽しむ参加者=下多賀の満陽工房

 ■陶芸家太田さん講師に教室 

 熱海市は7日、下多賀の池田満寿夫記念館に隣接する満陽工房で陶芸教室を開いた。マルチアーティストとして活躍した故・池田満寿夫さんのファンら20人が市内外から参加して、手びねりでの作陶を体験した。

 池田さんの晩年の8年、創作活動を共にした陶芸家の太田治孝さん(68)が指導に当たった。「内面的なものは指先からしか表れない。池田さんは無心になって作っていた」などと生前の様子も紹介した。

 参加者は工房に並ぶ池田さんの作品を参考にしたり、太田さんの手ほどきを受けたりしながら、思い思いに茶わんや皿、カップ作りに挑戦した。池田さんのパートナーでバイオリニストの佐藤陽子さんも駆け付け、参加者と交流した。

 都内から参加の曽我迪子さんは「陶芸を習っているが、この工房に来て池田さんの作品を見ると自由に作りたくなる」と語り、創作を楽しんだ。妻と共に初参加した泉の野村博孝さん(67)は「池田さんと面識があり、作品も好き。今回は利休茶わんを目指して作り、傑作ができた」と満足そうに話した。

 作陶の前には記念館で池田さんの作品を鑑賞し、「池田満寿夫・佐藤陽子創作の家」(海光町)の学芸員藤田実花さん、池田満寿夫美術館(長野県)の元学芸員中尾美穂さんの解説も聞いた。

 参加者の作品は、太田さんが山梨県富士川町に構える「増穂登り窯」にある「満寿夫八方窯」で焼成し、後日引き渡される。

 【写説】佐藤さん(右から3人目)が見守る中、太田さん(右)の手ほどきで作陶を楽しむ参加者=下多賀の満陽工房

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