東日本大震災経験、芸術家2人がトーク―熱海

熱海版 2018年02月13日

アートによる被災地復興について語る村上さん(奥左)と斉藤さん(奥右)=昭和町の起雲閣
アートによる被災地復興について語る村上さん(奥左)と斉藤さん(奥右)=昭和町の起雲閣

 ■「アートで防災、復興」

 アートで東日本大震災からの復興を支援する芸術家2人をゲストに迎えた2020年東京五輪・パラリンピックの県文化プログラム・トークイベントが11日、熱海市昭和町の起雲閣で開かれた。市民ら約20人が参加し、「静岡でこそ考える『伝える力』の新しいかたち」をテーマに被災地で活躍する2人が語るアートと防災、復興に耳を傾けた。

 ゲストはともに宮城県在住で東日本大震災を体験した村上タカシさん(仙台市)と斉藤道有さん(気仙沼市)。村上さんは震災遺物を後世に伝える「3・11メモリアルプロジェクト」、斉藤さんは気仙沼を拠点に光の慰霊碑を立ち上げる「3月11日からのヒカリ」、ツリーハウスによる観光振興などにそれぞれ取り組んでいる。

 トークで村上さんは津波でねじ曲がった道路標識を紹介し「復興で街はきれいになっているが、記憶が薄らいでいくのが心配」と言って同プロジェクトの意義を説明。斉藤さんは「コミュニケーションの手段をいろいろ持つことが大切」と防災、復興で果たすアートの役割を語った。

 文化プログラムは芸術、音楽、舞台など多彩な行事を五輪開催前から期間中にかけて展開する全国的取り組み。本県は「地域とアートが共鳴する」をテーマに15年から県内各地でさまざまなイベントを開催している。

 【写説】アートによる被災地復興について語る村上さん(奥左)と斉藤さん(奥右)=昭和町の起雲閣

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