森村誠一さん、熱海市に自著1469冊を寄贈 「文庫」設立へ

熱海版 2017年10月12日

熱海市に自著を寄贈した森村さん(熱海市提供)
熱海市に自著を寄贈した森村さん(熱海市提供)

 熱海市内に別荘を持つ作家森村誠一さん(84)がさきごろ、自著1469冊を同市に寄贈した。市立図書館はこのうち808冊を貸し出し用に並べた「森村文庫(仮称)」を開設する計画で、準備を進めている。12月2日に開催の「図書館フェア」に合わせ、オープンさせる。

 森村さんは埼玉県出身。「高層の死角」で第15回江戸川乱歩賞を受け、初の週刊誌連載長編となった「腐蝕の構造」で第26回日本推理作家協会賞、「空洞の怨恨」で第10回小説現代ゴールデン読者賞、「人間の証明」で第3回角川小説賞を受け、2003年には日本ミステリー文学大賞を受賞した。「人間の証明」「野生の証明」は映画化されている。

 長年、市内の別荘を仕事場にして執筆活動に当たり、同市の誘客イベント「アタミステリー紀行」にも協力し、熱海を舞台にしたミステリーを書き下ろしてきた。

 今年5月に作品寄贈を申し出、これを受け同市は書籍を別荘から図書館に移し、目録との確認作業に当たった。貸し出し用書籍を選別した上で保護シートかけなど、森村文庫開設に向け準備を進めている。

 一方で同市はこのほど、作品寄贈は「市制施行80周年を迎えた新生熱海の新たな文化発信に大きく寄与する」として感謝状を贈った。斉藤栄市長に代わり、山田真士館長が森村さんの都内の自宅を訪れ、感謝状を手渡した。森村さんからは市民や観光客へのメッセージを込めた俳句色紙を受けていて、図書館フェアで展示、紹介するという。

 【写説】熱海市に自著を寄贈した森村さん(熱海市提供)

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