市営渚駐車場民間活用問題 「事前説明なかった、猛省を」―熱海

熱海版 2017年09月14日

森本副市長に585人の署名を添えて陳情書を手渡す田中会長(左から2人目)ら有志グループ=市役所
森本副市長に585人の署名を添えて陳情書を手渡す田中会長(左から2人目)ら有志グループ=市役所

 ■地元住民グループ、585人の署名添え陳情

 地元の反対から熱海市が白紙撤回した民間事業者による市営渚駐車場の利活用計画をめぐる問題で、渚地区の住民グループが13日、住民ら585人の署名を添えて、事前の計画案の説明を欠いた市に猛省を促す陳情書を提出した。その後に事業化を断念した市は、拙速な推進であったことを認め謝罪した。

 問題の計画は稼働率が低迷する同駐車場(755平方メートル、普通車22台収容)の一角、13台分・約400平方メートルを東京のベンチャー企業が借り受けてキャンピングカー向け観光施設として活用する内容。有休公共空間を利活用する社会実験として市も協力していた。

 だが、6月に開かれた地元説明会では事前の相談、説明がなかったとして住民が反発。事業化を前提に会社側が出資者を募集していた事実も問題視され、市が白紙撤回し、その後事業の中止を決めて文書で関係町内会に報告したとしている。

 陳情書を提出したのは今回の問題を受けて有志8人で立ち上げた「熱海を照らす会」で、8月20日から市の責任を問う署名活動を続けてきたという。同日は田中悟志会長ら関係者が田中秀宝市議を介して市役所に森本要副市長を訪ね、「信頼関係を損ねた」として市の姿勢を厳しく批判。「今後は市民の意見を尊重し、丁寧な行政対応をしてほしい」と要望した。森本副市長は「適切なコミュニケーションを積み重ねることができず深く反省している」と述べ、市民との対話を重視した行政運営を約束した。

 【写説】森本副市長に585人の署名を添えて陳情書を手渡す田中会長(左から2人目)ら有志グループ=市役所

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