総合防災訓練、中学生ら放水に挑戦 網代小メーン―熱海 

熱海版 2017年09月04日

消防団員の指導で放水訓練に挑戦する中学生=網代小グラウンド
消防団員の指導で放水訓練に挑戦する中学生=網代小グラウンド

 ■3000人参加、情報伝達、避難など

 熱海市の2017年度総合防災訓練が3日行われた。市立網代小をメーン会場に市内各所で総勢約3千人が参加して情報伝達、避難、初期消火、応急救護、支援物資輸送といった多彩な訓練を繰り広げ、関係機関の連携強化と市民の防災意識高揚を図った。

 訓練は3日午前9時、相模湾トラフ沿いを震源とする大規模地震が発生、市内各所で崖崩れ、家屋倒壊、火災、ライフラインの寸断と交通機関のまひが生じ、海岸には大津波が襲来するなどして多数の負傷者が出た―と想定。東日本大震災以降慣例となった地域分散式で、小中学校などを会場に体験型訓練を中心に行った。

 網代小の訓練には網代地区8町内会の住民、市、市消防団、熱海署、陸上自衛隊、医療機関、ライフライン各社から総勢約400人が参加。初期消火、炊き出し、けが人の治療優先順を判断するトリアージ、ライフライン復旧などの訓練を行った。初期消火では災害時の担い手である中学生らが率先して放水、土のう作りなどに意欲的に取り組んだ。トリアージでは住民が患者役となり、医師、歯科医師らが救護所に次々に運び込まれるけが人の状態をチェックし、症状の程度を示すタグ(標識)を付けた。多賀中3年の長谷川玄君は「放水の水圧がすごかった。災害時には少しでも役立てるようになりたい」と話した。

 網代連合町内会の加藤正春会長は「過去最多の参加人数となった。地震、津波発生時は逃げるを基本とし、住民が助け合う意識を育てたい」と訓練を振り返った。

 【写説】消防団員の指導で放水訓練に挑戦する中学生=網代小グラウンド

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