客室に「福こがし」 来宮神社ゆかり食材の焼き菓子―熱海の旅館

熱海版 2017年07月15日

麦こがしのいわれを記したカードを添えておつきのお菓子として提供する「福こがし」=水口町の「湯之宿おお川」
麦こがしのいわれを記したカードを添えておつきのお菓子として提供する「福こがし」=水口町の「湯之宿おお川」

 ■若い女性客らに好評

 熱海市水口町の旅館「湯之宿おお川」は、客室に用意する“おつきのお菓子”として「来福スイーツ」の一つ「福こがし」を提供し、宿泊客の好評を得ている。来宮神社周辺の商店などが連携して地域振興を図る「福の道プロジェクト」で洋菓子店「菓子の木」が開発した焼き菓子で、プロジェクト関係者らも「商店から宿へと連携が広がった好事例」と注目している。

 おお川が「福こがし」をおつきのお菓子に導入したのは2年ほど前。それまで提供していた菓子の製造・販売店が閉じることになり、新たな品を検討する中で来福スイーツに着目したという。

 「福こがし」は来宮神社にゆかりの麦こがしを使い、スペインの伝統菓子をアレンジした焼き菓子で、石渡勇史社長(44)は「宿に若い女性客が増えたこともあり、洋風の菓子もいいのではないかと思い選んだ」と振り返る。

 石渡社長自身、42歳の厄年に御鳳輦(ごほうれん)奉仕をし、その時に学んだことを生かして同神社と麦こがしのいわれを記したカードを作成、菓子に添えるようにした。「どこで売っているのか」という宿泊客からの問い合わせに、店や同神社を案内することもしばしばあり「まちおこしに取り組む事業者と宿泊客の橋渡しになっているのではないか」と手応えを話す。

 同プロジェクトは、来宮神社と門前町・福道町の「来宮久遠」「菓子の木」「健康パン」が連携し、2013年に始動。市チャレンジ応援センター「エービズ」の支援を受け、神社に縁のある麦こがし、ダイダイ、百合根などを使ったパンや菓子を「来福スイーツ」として売り出した。その後、参加店が広がり、スイーツ以外の「来福メニュー」も誕生している。

 【写説】麦こがしのいわれを記したカードを添えておつきのお菓子として提供する「福こがし」=水口町の「湯之宿おお川」

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