護岸、6~7メートルに整備 多賀地区津波対策協―熱海 

熱海版 2017年07月07日

協議会の冒頭、あいさつする県熱海土木事務所の植松静夫所長=下多賀の市役所南熱海支所
協議会の冒頭、あいさつする県熱海土木事務所の植松静夫所長=下多賀の市役所南熱海支所

 ■基本方針の素案承認 

 熱海市津波対策協議会多賀地区協議会はこのほど、下多賀の市役所南熱海支所で第4回協議会を開いた。比較的発生頻度が高く大きな被害が予想されるというL1津波で、既存護岸のかさ上げなどの対策を決めた。静岡モデル推進検討会に提出する基本方針の素案を承認した。

 上多賀、下多賀、中野は護岸の高さを6メートルとした。長浜海浜公園は、国道135号に接する部分の高さが5メートルあるため、石積み風の壁や盛り土で高さを1メートルプラスする。

 長浜海岸は同公園に近い北側エリアの護岸が4・77メートルで、1・23メートルかさ上げ、中央部は現状5メートルで1メートルプラスする。南側エリアは現状で6メートルあり、高さはそのまま。いずれも上面を歩道とし、海岸へ出入りする階段を数カ所設けるなど、景観や利用に配慮する。

 小山地区は小山臨海公園の防潮堤が4・5~4・6メートルで、公園内に壁やゲート式の陸閘(りっこう)などを設けて、7メートルの高さにする。和田木地区は新たな整備は行わないが、隣接する網代地区との調整で変更の可能性があるとした。

 護岸などの整備は、2、3年で設計に取り掛かり、10年以内の整備を予定する。各海岸に流れ込む河川の水門(護岸と同じ高さ)は、上多賀大川、熱海宮川、熱海仲川、鍛冶川で、効果の高い順に調査・設計し、整備は長期的対策とした。ソフト対策では、避難路へ手すりや誘導看板、街灯の設置、避難ビルの追加、南熱海支所の建て替えなどを上げた。

 協議会に出席した藤曲敬宏県議は「(市内の地区協議会で)ある程度方向が決まったので今後は県庁の方に、予算を付けてこの計画より前倒しでやってもらえるよう要望していきたい。町内会長にも参加してもらい、熱意を示していきたい」と話した。

 【写説】協議会の冒頭、あいさつする県熱海土木事務所の植松静夫所長=下多賀の市役所南熱海支所

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