外国客の“海の玄関口”に 熱海港湾エリア、市が将来像作成調査

熱海版 2017年04月18日

熱海市がクルーズ船が寄港する魅力づくりに取り組む港湾エリア
熱海市がクルーズ船が寄港する魅力づくりに取り組む港湾エリア

 熱海市は本年度、熱海港湾エリアの将来ビジョン作成調査を行う。毎年寄港している商船三井の「にっぽん丸」に代表されるクルーズ船が寄港できる港湾と、周辺の環境整備のための基礎的調査。市は将来ビジョンに基づいて整備事業を進め、熱海を外国人旅行者らの「海の玄関口」にしたいとしている。

 国際的なクルーズ人気の高まりで、日本の港に立ち寄る客船は年々増加。同市にも2007年以降、にっぽん丸が度々寄港し、乗客が周辺観光を楽しんでいる。将来ビジョンはクルーズ船が寄港できる港湾整備と、県が進める海岸環境整備事業渚第4工区の促進を含め、港湾エリアの魅力アップを目指して作成する。

 調査は熱海サンビーチ北側付近から、水深を指す通称「7・5(ななはん)岸壁」と呼ばれる観光港までをエリアとし、にっぽん丸(総トン数2万2472トン、全長166メートル)クラスの船が接岸できる港湾施設のほか、観光・商業施設、道路整備などを調査・検討する。事業費は国の補助を含めて3千万円。

 市は将来ビジョンに基づき、来年度以降、国や県に働き掛けて具体案の作成、事業化を進める方針。客船誘致については18日に誘致委員会を組織し、活動を展開していく。

 市観光経済課の担当者は「日本は島国でありながら海からの発想が少なかった。新幹線駅もあって陸から栄えた熱海だが、海を新しい玄関口として外国人旅行者を迎えられるようにしたい」と話した。

 国土交通省のまとめによると、昨年の訪日クルーズ客は前年比78・5%増の199万人、客船寄港回数は同38・8%増の2018回を数え、ともに過去最高となった。その数は今後も増大するものと予想され、国内の主要港湾都市も港湾整備と、客船誘致を積極的に展開。本県でも清水(静岡市)、下田市などが官民挙げた誘致活動などを行っている。

 【写説】熱海市がクルーズ船が寄港する魅力づくりに取り組む港湾エリア

各地の最新の写真
伊東
小さいかれんな花60種75鉢並ぶ 友の会が山野草展―伊東
下田
伊浜マーガレット狩園開園 白、ピンク咲き乱れる―南伊豆
中伊豆
花、野菜の苗が大人気 きょうまで函南みどりまつり
熱海
上空15メートル、眺望楽しむ 熱海市内初の熱気球乗船会―マリンスパ

最新写真特集

伊豆のひろば投稿
伊豆パワースポットめぐり
伊豆新聞とイズハピが贈る伊豆の観光情報紙 伊豆のとっておきの春時間を満載(PDF)