聴覚障害に理解広め40年 手話・いでゆの会が記念式典―熱海 

熱海版 2017年03月21日

40周年記念式典で節目を祝う出席者=ホテルニューアカオ・ロイヤルウイング
40周年記念式典で節目を祝う出席者=ホテルニューアカオ・ロイヤルウイング
ろう者の親から生まれた子どもについて話す星さん=ホテルニューアカオ・ロイヤルウイング
ろう者の親から生まれた子どもについて話す星さん=ホテルニューアカオ・ロイヤルウイング

 ■「一丸となり進む」

 熱海市の熱海手話サークルいでゆの会(塚本三枝子会長、会員24人)は20日、熱海のホテルニューアカオ・ロイヤルウイングで創立40周年式典を開いた。会員をはじめ、近隣市町の関係者ら40人余りが、節目を祝うとともに会のさらなる発展を願った。

 同会は1977年5月に、市福祉事務所が実施した手話講習会の受講生と聴覚障害者で発足した。以降、小中学生対象の福祉教育や福祉まつりなどを通し、聴覚障害者への理解や手話を広める活動を繰り広げている。

 塚本会長は「これからの会は手話技術を磨くだけでなく、共に学び、共に笑い、共に語り合いながら50年、60年と歩み続けられるように一丸となって進んでいきたい」とあいさつした。

 来賓として出席した斉藤栄市長は「手話の理解を深める活動を長年にわたり続けてきた熱意とご尽力に感謝する」、石田一嗣・県東部聴覚障害者協会長は「聞こえない人の福祉のますますの発展を祈る」とそれぞれ祝辞を述べた。

 【写説】40周年記念式典で節目を祝う出席者=ホテルニューアカオ・ロイヤルウイング

 ■「音に悩むこと多い」 手話講師星さん講演、子育て経験・障害語る

 熱海手話サークルいでゆの会創立40周年式典で、記念講演会が開かれた。東京で手話講師などを務める星ひろみさん(49)が、自身の子育て経験や健常者文化との違いなどについて手話で伝えた。

 星さんは2歳のときに病気が原因で耳が聞こえなくなった。都立のろう学校を卒業後、銀行員として20年間勤務。現在は、聴覚障害者を対象としたスキー教室の指導員なども務める。

 星さんは3人の子育て経験をもとに「小学校では発表会の手話担当だった。親がろう者であっても子どもが全員手話をできるわけではない」「音読の宿題は母親に聞いてもらった」などと3人の子育て経験を振り返った。知人の指摘で洋服のファスナーにも音があることなどを知り「ろう者として音に悩むことは多い。健常者の文化と違うことも感じている」と話した。

 【写説】ろう者の親から生まれた子どもについて話す星さん=ホテルニューアカオ・ロイヤルウイング

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