「子どもに芸術文化を」 泉の洋画家・佐藤哲さん―熱海

熱海版 2017年03月18日

公募展への作品制作に励む佐藤さん(左)と妻・瑞玲さん=泉
公募展への作品制作に励む佐藤さん(左)と妻・瑞玲さん=泉

 ■日展副理事長 新年度、地元で事業計画

 本年度、国内最大の総合美術展を開催する日展の副理事長に就任した熱海市泉の洋画家・佐藤哲さん(73)は、自宅兼アトリエで創作活動に励むと共に、若手育成や芸術分野の普及にも力を入れる。新年度は市内で、子どもたちに文化芸術活動の素晴らしさを伝える事業を計画する。

 佐藤さんは大分市生まれで、大分大学芸学部美術科を卒業。人物や風景、静物などを油彩で描き、これまでにさまざまな展覧会での受賞歴を持つ。美術芸術団体・東光会理事長も務め、日本芸術院会員。

 日展は日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門で、副理事長は各部門1人を選出する。副理事長として公募展発展のために企画、運営に力を注ぐが、出品者の高齢化が悩み。「出品は70代が中心で若い人が少ない」といい、39歳以下の出品料無料や作品講習会、小品対象のコンクール開催などに取り組む。

 子どもたちを対象とした事業は、日本芸術院の社会貢献事業「子供夢・アート・アカデミー」で、芸術家が実技披露や講話を行う。新年度に泉の公園・ハルカス・ガーデンで計画している。

 佐藤さんは14年前に、神奈川県厚木市から移住した。「自然豊かな環境で、作品制作のための題材は多く、市内で写生会も開いている」と、熱海の生活に満足している。

 自身の作品は、同公園の休憩所や神奈川県湯河原町立美術館などにも展示。現在は、東光会(4月)、日展(10月)の公募展に向けて作品を制作する。洋画家でシャンソン歌手の妻・瑞玲さん(73)も水彩の人物画を中心に描いている。

 佐藤さんは「日展を盛り上げようとみんなで必死になって活動し、若い人を増やす取り組みにも力を入れている。子供夢・アート・アカデミーで、子どもたちに芸術文化の大切さを伝えていきたい」と話した。

 【写説】公募展への作品制作に励む佐藤さん(左)と妻・瑞玲さん=泉

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