「ビルの場所覚えて」 1700人が津波避難訓練―熱海

熱海版 2017年03月13日

訓練で非常階段を使って屋上に避難する住民たち=下多賀のニューとみよし
訓練で非常階段を使って屋上に避難する住民たち=下多賀のニューとみよし

 ■高台への経路確認

 熱海市は12日、市内各所で津波避難訓練を実施した。自主防災会のほか、行政や観光、警察、消防などから約1700人が参加し、各地域で実情にあった訓練を繰り広げた。住民らは、高台への避難訓練や避難路の確認などを通し、大規模災害の発生に備えた。

 下多賀町内会(中島和昭会長)は、長浜海浜公園利用時に大規模地震が発生したとの想定で、避難ビルに指定されている旅館・ニューとみよしに避難する訓練を初めて行った。

 午前10時すぎに大津波警報の同報無線を聴いた住民約70人が、避難場所に向かった。同旅館の駐車場に集まり、屋外の非常階段を使って海抜約20メートルの屋上に避難した。参加者の女性は周囲を見渡しながら「かなり高い。この場所を確認できて少し安心した」と話した。

 中島会長は「長浜海浜公園を利用している時に地震が発生することもあるので、ここに避難ビルがあることを覚えてもらいたい。災害はいつの日か必ず起きることを頭に入れて、訓練してほしい」と呼び掛けた。

 同旅館の富岡篤美社長は「地域の避難ビルを知らない人が多い。海岸近くにいた場合に地震が起こったら、まずこの場所に避難してほしい」と話した。

 【写説】訓練で非常階段を使って屋上に避難する住民たち=下多賀のニューとみよし

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